ジャスミン茶は、茉莉花（まつりか）茶ともいい、中国の緑茶の生産量の７０％はジャスミン茶というほど人気のあるお茶です。しかし、一言でジャスミン茶といっても、そのグレードと種類は100種類以上あるといわれています。

ジャスミン茶は、中国茶のうち花茶に分類されるお茶で、緑茶にジャスミンの蕾の香りを吸わせてできるお茶です。朝摘んだ蕾を網に敷き詰め、少し間を開けた上にも網に緑茶を敷き詰めます。こうして下から立ち昇るジャスミンの蕾の香りが緑茶に吸着されたら、下の蕾は捨てて新しい蕾を敷きます。この工程を多くするほどグレードは高くなります。またベースの緑茶を白茶（しろちゃ）に変えるとさらに高級なジャスミン茶になります。また、稀に希少な黄茶を使う事もあります。

一般的にジャスミン茶は、5級、4級、3級、2級、1級、特級とグレードが分かれていますが、実はその下にも10級まであります。さらにその下には品質の低い茶葉に香料で香りづけされたものもあります。
このようにジャスミン茶は、ベース茶葉の種類×グレード×香りをつける方法によって大きく香りや味が変わります。さらに蕾で香りを付けを何回したか、あるいは香料などの添加物を使用したかなどによって品質に大きな差がでるのです。なお、高級なジャスミン茶は蕾でしっかり香りをつけるので、ジャスミンの花はほとんど入っていません。

品質が高い1級や特級になると緑茶本来のもつかすかな渋み（タンニン）と自然な甘い味わい、そしてジャスミンの蕾の上品な香りがあります。特に特級は上質な茶葉の新芽を使用しているため、より甘みがあり、渋みはほとんどありません。

ジャスミン茶はホットでもアイスティーとしても美味しいお茶ですが、ジャスミン茶ゼリーなどスイーツにアレンジしても美味しい中国茶です。

なごみナチュルアのジャスミン茶を是非、お楽しみください。