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カフェインレスとデカフェと低カフェインの違い

カフェインレス緑茶やカフェインレス紅茶、カフェインレスコーヒーなどここ10年ほどずいぶん増えてきました。

世界のお茶、コーヒーのスペシャリストである「ティーウェリスト」の養成講座などでも多い質問で、また最近では多くのお客様よりご質問されるため、下記に簡単に違いをお伝えします。

カフェインレスと低カフェイン、デカフェの違いは、現在日本の法律において明確な定義はありません。

これは一昔前に、有機認証を取得した有機栽培に対し、勝手に低農薬、減農薬などとうたう商品もございました。しかしながら現在では法整備がされて、低農薬、減農薬、無農薬という表現ができなくなったのとおなじような状況になっています。(無農薬ではなく、農薬不使用は大丈夫です)

例えば緑茶(日本茶)では、県によって慣行的な農薬散布回数は40回のところもあれば160回散布するところもあり、その半分を当時減農薬といって販売されていました。40回の50%カットだと20回ですが、160回の低農薬といって50%カットだと80回になってしまいます。

日本語の受け止め方は大変難しくお客様によっては減農薬より低農薬のほうがより少なく農薬が散布されていると思ったり、その反対もあります。

現在、コーヒー、紅茶、緑茶などのカフェインの含有量に関してもこれと同じような状況になっておりますが、メーカーや生産者団体による定義は概ね以下のとおりです。

1.カフェインレス・・・科学的な数値データを根拠に、カフェインを90%以上カットされたもの

2.デカフェ・・・もともとの原茶や原料のコーヒーからカフェインの量を減らしたものではあるが、カフェインレスほどカフェインを除去している製法が統一されていないため、カフェインが残っていることが多い。

3.低カフェイン・・・カフェインが20%~60%カットされているもの、茶葉の収穫時期や品種、あるいは熱水攪拌などによってわずかにカフェインを飛ばすなどの製法でカフェインを減らしているもの

これらの商品は、それぞれの製法や製造工程によりカフェインの残留量に違いはありますが、カフェインレスが一番、カフェインを除去しており次がデカフェ、その次が低カフェインです。

カフェインアレルギーの方や妊婦さんなどカフェインやアルコールの胎児に対する影響を気にされているかたはひとつの参考にしてください。